今回は「困難に直面したら」というテーマで、6年間の研究室生活をどう乗り切ったか、私なりのサバイバル術をお伝えします。途中でうつ病を患い、理想的な研究生活を送れなかった私から、同じ道を歩む皆さんに向けて、少しでも役立つアドバイスができればと思い、このブログを書いています。
心身の健康が最優先
何よりも大切なのは、「心身の健康を損ねないこと」。これがすべての基本です。
困難に直面したときの対処法
困難に直面したとき、私たちは目の前に立ちはだかる「壁」と向き合わなければなりません。この壁に対して取りうる行動は大きく分けて4つあります。
- 打開:壁を正面から乗り越える力強さ。
- 破壊:壁をぶち壊す勇気。
- 迂回:壁の抜け道を探す知恵。
- 逃走:壁から離れる決断。
物事が順調に進んでいる時は、打開や破壊が可能です。しかし、自分の努力だけでは乗り越えられない壁に直面した時、迂回や逃走という選択肢を考えることが大切です。
迂回と逃走の詳細
- 迂回は、壁が途切れているかもしれないという可能性を探ること、または壁に隠されたドアを見つけ出すことです。どうしても壁の向こう側に行きたい場合に有効な方法です。
- 逃走は、壁からUターンして距離を取る、もしくは逃げ切ることを意味します。特に心身の健康を考えると、これが最も有効な選択肢となることもあります。
研究室を生き抜くための具体的な行動指針
- 相談する:友人、学生、教員(他研究室の人も含む)に話を聞いてもらう。
- 証拠を残す:特にハラスメントを受けている場合は、メールや録音などの証拠を残す。
研究室を辞めるべきかどうかの大きな決断に直面したとき、これらの行動があなたを支えることになるでしょう。ハラスメントの告発など、重要な場面で証拠は力を発揮します。
行動経済学からのヒント
「アンカリング」や「サンクコスト」といった行動経済学の概念は、私たちの決断を大きく左右します。「今いる場所を離れたくない」という気持ちを理解し、それを乗り越える勇気を持つことが、時には必要です。
まとめ
- 壁には4つの対処法があります:打開、破壊、迂回、逃走。
- 迂回や逃走を選択することも、困難に対処する上で大切な選択です。
- 心身の健康を第一に考え、必要ならば周囲に相談し、証拠を残しましょう。
- 行動経済学の概念を理解し、自分にとって最善の選択をしましょう。
最後に、体調が悪い方は、このブログを読む前にまず休んでくださいね。皆さんの健康と幸福を心から願っています。お元気で!